2018/05/05
フランスにあるエスパスキリースキーリゾートは、アルベールビルのオリンピック会場にもなった、バルディゼールとティーニュの総称です。ここは、世界最大級のオフピステが広がっています。ティーニュには、登山列車もあって便利です。
そんなティーニュへのアクセスは、スイスのジュネーブが最寄空港になります。またはパリから、フランス国鉄の高速列車TGVを利用してアルプスに入る、列車の旅も良かったですよ(Tignes ski resort in France)
目次
オリンピック会場でもあるエスパスキリー・スキーリゾート
エスパスキリー・スキーリゾートは、1992年に開催されたアルベールビル(Albertville)のオリンピック会場になった、バルディゼール(Vald’Isere)とティーニュ(Tines)の総称になります。その広さは1,000ヘクタールもあって、世界最大級のオフピステが広がります。
ここティーニュには登山列車もあって、アクセスもとても良いスキー場でした。コースの総延長は400kmもあって、最大標高差は1,900m、中級以上のコースが全体の80%を占めています。
エスパスキリーの連絡口となっているベルバードウには、オリンピックダウンヒルコースがあり、最大傾斜63度という上級者向けのコースになります。
ベースタウンまでは、2,903mもあるんですって。名前の由来は1968年のグルノーブルオリンピックで、3種目を制したジャン・クロード・キリーからとったものになります。
エスパスキリーのティーニュ・スキー場へのアクセス
ジュネーブ空港からのアクセス
ティーニュまでのアクセスとしては、最寄りの空港はスイスのジュネーブ空港(GENEVE)になり、そこから定期バスが発着しています。バスは12月下旬から運行しています。その他にはレンタカーオフィスもあるのですが、この空港はフランスとスイスの国境にあるために、両国のオフィスがあります。
物価的にはフランスの方がお手頃にはなりますが、冬用タイヤがオプションで選べないのが、大きなデメリットになります。ちなみにスイス側ですと、冬用タイヤはついてきます。ジュネーブ空港からは距離にして約168kmあり、車やバスで約2時間半の所要になります。
シャルルドゴール空港からのアクセス
私は日本からパリのシャルルドゴール空港へ入り、パリからフランス国鉄の高速列車TGVを利用してアルプスに入りました。途中に乗り継ぎがあって、そしてその乗り継ぎのかみ合わせがよいかで所要時間は異なります。もしも乗り継ぎがなければ4時間くらいの移動になります。
ちなみに日本からパリまでのエコノミークラスでは、往復日本航空で106,000円~、エールフランスで103,000円~です。私は1回目はカタール航空、2回目は中国東方航空を利用しました。共に経由があって、60,000円台で取れました。
ヨーロッパ最大級のオフピステのエスパスキリー・スキーリゾート
グランモットを氷河を眺める
こちらのティーニュ・スキー場は、氷河を眺めることが出来ることも魅力の1つになります。ティーニュには年間通して氷河があるので、キャンプツアーなども企画されています。
標高3,456mのグランモット(Grand Motte)山頂へ向かうには、ティーニュの町より高速地下ケーブルカーのフニキュレールで、18分間でアクセスすることができます。
標高3,300mに位置するグランモット氷河展望台からは、標高差が1kmのグランモット氷河や、360度のアルプスの大パノラマを満喫することも出来ます。
このグランモット氷河のバーンは、大人気のコースです。さらにはヨーロッパ最高峰のモンブランを横目に、スキーを楽しむことさえ出来ます。またもう1つの、ピッサイア氷河にもアクセスすることも出来ます
ヨーロッパ最大級のオフピステ
バルディゼールの氷河エリアから1kmのトラバースを頑張ると、そこにはすり鉢状の地形をしたヨーロッパ最大級のオフピステが広がります。特徴としては傾斜はそうきつくなくて、コースもさほど長くもないのですが、景色は申し分ありません。
こちらのティーニュは、コル・デ・ヴェより40度の傾斜を滑ることも出来ますし、登山列車でオフピステへとアクセスすることも出来ます。鉢状の地形となっているので、どこからでも標高2,100mのベースタウンへ滑り下りる事ができるのも、魅力の1つです。
年間通してスキーが楽しめる
そしてテーニュは、夏スキーを楽しむことも出来るのです。滑走期間は、6月下旬から9月上旬になります。夏でも新雪が降るので、年間通して良いコンディションでスキーを楽しむことができるわけですね。その影響もあり、スノーボードのワールドカップの開催地としても利用されています。
また夏から秋にかけては、世界各地から選手が集まって来ます。ティーニュはレーシングスキーや、スノーボードのナショナルチームの夏のトレーニング合宿を行うところとしても知られています。
アルペンバーン、スノーボードパーク、ハーフパイプの設備も完備されているので、たくさんの選手が訪れています。その他は、ボーダークロスコースの設備もあります。けれどもスノーボードパークやハーフパイプは、利用が出来ない期間もあるので事前に確認が必要です。
ホテルの予約は週単位
地下ケーブルは7:00~13:00に運行していて、スキーパスは5日券が142ユーロです。レンタル料金は、1週間で約100ユーロです。またティーニュはスキーだけではなくて、ティーニュの町自体が標高2,100mに位置しているために、避暑地としても知られています。
気を付けないといけないのは、ローヌ・アルプ・サヴォア地方にあるスキー場は、ホテルの予約は基本的には週単位になるということです。特に年末年始の宿泊単価は髙いので、宿泊先が予算を左右する要になるでしょう。
おわりに
特に年末年始の予約は、夏前には満室になってしまうので、お早目のご予約をお勧めします。ティーニュには登山列車があるので、効率的に滑走時間を稼ぎたいスキーヤーには特におすすめです。今年の夏も、すでにたくさんの降雪がありましたよ!
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