2018/05/05
大雪山国立公園は日本最大の国立公園で、北海道の最高峰でもある旭岳(2,291m)も位置しています。そして大雪山国立公園には層雲峡や天人峡、日本百名滝の銀河の滝と流星の滝もあります。おすすめの観光地としては黒岳ロープウェイを利用して、黒岳山頂から旭岳へ縦走し旭岳ロープウェイを利用するルートも人気です。
北海道最長の石狩川沿いで開催される層雲峡氷瀑まつりや花火も、例年賑わいをみせています。今回はそんな魅力あふれる層雲峡についてご紹介します!(Sounkyo in Hokkaido)
目次
大雪山国立公園
(Taisetsu National Park)
日本最大の国立公園
大雪山国立公園は、ちょうど北海道の中央に位置しています。北海道の最高峰でもある旭岳(2,291m)を主峰とするカルデラを形成した大雪火山群と、今も噴煙を上げている十勝岳を主峰とする十勝岳火山群、然別火山群と石狩岳火山群などから構成されているので、通称「北海道の屋根」とも呼ばれています。
面積は約23万haもあって、日本最大の山岳国立公園はになります。その広さはなんと、神奈川県とほぼ同じ大きさとも言われています。
銀河の滝&流星の滝
火山活動や長い年月の浸食作用によって形成された層雲峡や、天人峡などの渓谷には柱状節理が発達しています。そこに大館・小館・銀河の滝・流星の滝・羽衣の滝などの、大雪山を代表する景勝地があります。実際には大雪山は1つの山ではないので、それを明確にするために大雪山系ともしばしば呼ばれていますね。この大雪山系には、表大雪・北大雪・東大雪が含まれます。
今ご紹介した銀河の滝・流星の滝ですが、別名夫婦滝とも言われています。細く繊細な白糸の様に優美に流れ落ちるのが銀河の滝に対して、太い1本の滝となって力強く流れ落ちるのが流星の滝です。この2つの滝は、日本滝100選にも選ばれていますよ。
ちなみに冬もここまでの道路は開通していますけど、滝自体は基本的には凍っているので、個人的には春の時期をおすすめします。その理由は春の雪解けで水量が増しているので、1年のうちで1番迫力のある銀河の滝・流星の滝が見れますよ。
層雲峡渓谷
この夫婦滝を含む長さ24kmにも渡って、断崖絶壁が続く層雲峡渓谷が続いていました。その断崖絶壁にはいくつもの特徴のある岩が点在していて、例えばマリア岩や観音岩のように、その姿かたちからそれぞれに名称が付けられています。
なかにはかなりの総合力を必要とするものが、たくさんありましたけどね。夏の時期は木々が覆い茂り、なかなかその姿を見せてくれないので、興味がある方は冬の時期に行かれることをおすすめします。
銀河の滝・流星の滝のさらに東には、大雪湖が横たわっています。そこには大雪ダムがあり、一級河川である石狩川の最上流部に建設されたダムになります。このダムは洪水調整や発電のために建設されて、昭和50年に完成しています。ダムの左岸部に大雪山がそびえているので、大雪ダムと名前がつけられていて、アメマスのメッカとしても知られています。
黒岳ロープウェイ
(Kurodake Ropeway)
ロープウェイで7合目までアクセス
層雲峡温泉は大雪国立公園のなかで最大の温泉街になり、昔から登山者に愛されています。年間を通して、約300万人もの観光客が訪れているんですって!その温泉街のすぐ後ろには黒岳(1,984m)が位置していて、黒岳ロープウェイを利用して中腹までアクセスすることも可能です。朝6時くらいからオープンしているので、出発の早いツアー客も行くことが出来るので人気があります。
ロープウェイ中腹駅から歩いて7分のところには、今度はリフト乗り場があって、7合目までそのリフトでアクセスすることが出来ました。7合目からは実質的な登山になりましたけども、往復4時間くらいですので、初心者でも登ることが出来ます。
旭岳へ縦走
また往復だけではなくて、黒岳山頂から北海道の最高峰旭岳(2,291m)へ縦走も挑戦しみました。山頂の後は旭岳ロープウェイを利用して、下山するルートも大変人気のコースです。ちなみに私も、そのコースに挑戦した内の1人です。個人的には秋の時期を、強くおすすめします。山が燃えるように真っ赤に染まって、一見の価値ありです。リタイヤの人は、途中の山鹿屋で引き返すことも出来ました。
こんなかんじでに夏は登山客で賑わって、変わって冬にはスキー客で賑わってきます。黒岳スキー場を楽しむ人、なかには旭岳へ冬山スキーへ挑戦する人などもいらっしゃいます。年間通して訪れる人を飽きさせないのが、層雲峡の魅力の1つだと思います。
層雲峡氷瀑まつり
(Sounkyo Ice Festival)
北海道最長の石狩川沿いで開催
また冬の期間に、「層雲峡氷瀑まつり」も開催されています。北海道最長の川の石狩川がこの層雲峡温泉も流れていて、その石狩川の水を骨組みに吹き付けて、凍らせて造った氷像などを見学することが出来ます。
この氷瀑まつりは、1月下旬から3月上旬までの1か月以上の期間開催されていて、日中も見学できましたし、特にライトアップされた夜の会場も見応えがありましたね。週末の夜には各航空会社や、旅行会社協賛の打ち上げ花火が打ち上げられます。
協力金300円
各ホテルからの道のりと会場内も、滑り止めの砂は巻いて対策は取られているのですが、なにせ氷瀑まつりの会場です。足元はツルツルですので、ホテルの売店等で販売している滑り止めの装着をおすすめします。1,000~1,500円で、購入出来ます。
後は足元から底冷えしてきますから、帽子・マフラー・手袋は必需品です。できることなら、靴下を重ね履きするぐらいの気持ちででかけてくださいね。
入場料は無料なんですが、会場の入り口にはある意味関所があって、そこでは協力金300円の案内があります。協力された方には、ポストカードと売店で利用できるドリンクの100円割引券をいただけます。花火は20:30から、約10分間開催され、会場は22:00に閉門になります。
花火の後は温泉が激込に
最後にもう1つアドバイスですが、花火の後は皆さん身体が冷え切っているため、行く先は1ヶ所です。大浴場が大変込み合います!ホテルによっては洗い場が少なかったりします。ホテルによってはホテルの前からや、または大浴場から花火が見えるホテルもありますので、事前に確認されることをおすすめします。
おわりに
北海道の中心に位置している層雲峡ですので、道東エリアの網走や知床への道中、また道北エリアの稚内や利尻島・礼文島の道中に経由して、1泊される方々も多くいらっしゃいますので、なにかご縁があった時の参考にしていただければ幸いです。黒岳ロープウェイからの展望も、最高ですよ!
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