2018/05/05
フランスはワインの生産量が世界第二位で、A.O.C(原産地呼称統制法)により、使用出来るブドウや土地の境界線が決められています。北フランスのヴァル・ド・ロワール、ノルマンディー、ブルターニュ、シャンパーニュ、アルザス、ブルゴーニュ、フランシュ・コンテ、ボージョレ、コート・デュ・ローヌ地方に分けて、それぞれのワインの特徴についてご紹介します!
目次
旧世界のフランスワイン
ワインは、世界の様々な国で製造されています。フランスはもちろんのこと、生産量が世界一のイタリア、ブドウの栽培面積が世界一のスペイン、その他にもドイツやポルトガル、スイスにオーストリア、もう一つハンガリーなど、ヨーロッパにはたくさんのワインを製造する国があります。そんな中から、今日はフランスワインについてご紹介致します。
ワインの老舗国
今日ご紹介するフランスをはじめイタリアやドイツ、そしてスペインなどのヨーロッパのワインの歴史はとっても古いんですね。これらはワインの老舗国として知られています。
フランスワインの特徴
フランスは、ワインの生産量が世界第二位になります。そしてA.O.C(原産地呼称統制法)によって、使用出来るブドウや土地の境界線がきっちりと決められているのです。
またフランスワインの味は、とても繊細でそして複雑な味わいなので、あまりワインを口にしない人にはなかなか美味しいと感じづらい特徴があります。
南フランスのワインに興味のある方は、こちらの👉👉南フランスワインの格付けとボルドー地方メドック地区の格付けも参考にしてみてくださいね!
フランスの地域ごとのワインの特徴
ヴァル・ド・ロワール地方
ナント付近で生産される辛口の白ワインのミュスカデ(Muscadet)や、ロゼワインのアンジュ―(Anjou)が有名です。他にはトゥーレーヌ地区のサンセール(Sancerre)なども人気があります。
ノルマンディー、ブルターニュ地方
ブドウが栽培されないこれらの地方では、リンゴの発泡酒のシードル造りが非常に盛んに行われています。クレープとの相性が抜群です。
シャンパーニュ地方
この地方で生産された発泡酒でなければ、「シャンパン」の呼称を使うことが出来ないという、非常に厳しい決まりがあります。有名な「ドン・ペリニョン」や「クリュッグ」などの逸品が多いのが、この地方の特徴になります。
アルザス地方
フルーティーな白ワインが造られています。ブドウの品種はドイツ系ですが、そのドイツワインよりも辛口が多く作られています。リースリング(Riesling)、シルヴァネール(Sylvaner)、ゲビュルツトラミネール(Gewurztraminer)などが有名です。
ブルゴーニュ地方
赤ワインは、その力強さが特色になります。ボーヌ(Beaune)、シャンベルタン(Chambertin)などがその代表になります。白は有名なシャブリ(Chablis)のほかに、高級ワインのモンラッシェ(Mentrachet)、ムルソー(Meursault)も極上の味を楽しむことが出来ます。
フランシュ・コンテ地方
黄色いワイン「ヴァン・ジョーヌ(Vin Jaune)で知られている、ワイン通向きの産地になります。シェリーを思わせる個性的な香りが特徴で、食後酒として楽しむことも出来ます。もちろん、料理にも使われています。
ボージョレ地方
「ボージョレ・ヌーヴォ―」で良く知られています。軽く若々しい味のため、軽い味付けの料理に合います。少し冷やして飲むと、より美味しくいただけます。モルゴン(Morgon)のほかに、ムーランナ・ヴァン(Moulin a Vin)も人気が高いです。
コート・デュ・ローヌ地方
暗赤色で、しっかりとした味わいが特徴です。比較的お手頃な値段となっており、適度の渋みとコクがあり、普段用としては上級のワインになります。レストランで選んでも、失敗がないのでオーダーしやすいです。シャトーヌフ・デュ・パプ(Chateauneuf du Pape)やジゴンダス(Gigondas)は、ブルゴーニュやボルドーに匹敵するほどの最高ワインです。
おわりに
フランスへ観光で訪れた際には、その土地の銘柄に是非出会ってみてくださいね。その土地の気候と土の香り、郷土料理と一緒に食すのが1番美味しい食べ方なのは、間違いありませんから。日本に持ち帰り出来るのは、1人3本までですのでご注意を!
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