2018/05/05
トルコの各地方は、食材も豊かで名物料理がたくさんあります。その地元で食べるのが1番美味しいとはいうものの、限られた旅行期間では難しいのも事実です。そこで今回は、イスタンブールで食べられる「ご当地グルメ」をご紹介します!(istanbul in turkey)
目次
エルズルム代表の料理ジャー・ケバブ
(Cag Kebabi)
ジャー・ケバブはジューシーな横向きドネルのことで、肉の塊を横に回転させながら薪で焼いて、焼けたところから串に刺して削ぎ落とす料理になります。
ドネル・ケバブを横に寝かせたような感じになりますが、牛や鶏を使うドネルとは違って羊の肉を使う点や、薄切りにはせずに分厚く削いでいくので食感はかなり違います。
食べ終わると自動的に次のひと串を持って来てくれる、わんこそばスタイルになりますが、イスタンブールでは、セットメニューになっていることが多いです。
ボドルム代表の料理ボドルム・マントゥ
(Bodrum Manti)
マントゥといえば、中国の「饅頭」に端を発するという、餃子に似た料理になります。トルコではプルプルした食感を楽しめる「茹で」タイプが一般的です。
けれどもボドルム・マントゥは「揚げ」タイプで、カリッと美味しい揚げ餃子になります。トルコのマントゥらしく、一つ一つはとても小さいのが特徴です。
皮はやや厚めで、ニンニク入りヨーグルトソースや、唐辛子オイルとの相性は新鮮です。イスタンブールにも続々とお店が出来ていて、今人気急上昇中のニュースタイルです。
マルディン代表の料理カブルガ・ドルマス
(Kaburga Dolmasi)
カブルガ・ドルマスとは、スペアリブが丸ごと入ったピラフのことです。「カブルガ」とはあばら肉、「ドルマ」は詰めるという意味で、炊いたごはんの上にスペアリブがドカンと置かれた料理になります。
マルディンの他には、ディヤルバクルでもよく食べられています。
あばら肉にスパイスやごはんを詰めて、じっくり焼くのはとても手間がかかりますが、肉のうまみがごはんに溶け出して、絶品のおいしさを味わうことができます。
黒海沿岸代表の料理ハムスィリ・ピラウ
(Hamsili Pilav)
ハムスィリ・ピラウとは、イワシごはんのことです。このようにイワシを使ってピラフを作るのは、トラブゾンからリゼ周辺の、東黒海地方の人々になります。
柔らかいイワシの身とごはんが組み合わさると、スパイシーなのに、ちょっと日本を思い出すから不思議な気持ちになります。
アンタクヤ代表の料理キャーウト・ケバブ
(Kagit Kebabi)
トルコとアラブ、イスラームとキリスト教など、数々の文化の結節点であったアンタクヤには、名物料理がたくさんあります。その中でも代表的なアンタクヤ料理が、キャーウト・ケバブになります。
キャーウトとはトルコ語で「紙」という意味になり、キャーウト・ケバブとは、紙で包んで焼いたケバブになります。
刻んだ野菜や香辛料をひき肉と混ぜて、紙にすり付けて薄く伸ばし、オーブンで焼いたものです。ひき肉料理ではテプスィケバブや、アンタクヤの隣町クゼイテぺ・ケバブなど、他にも有名な料理が多いです。
ビトリス代表の料理ビュルヤン・ケバブ
(Buryan Kebabi)
ビュルヤン・ケバブとは、熟成した羊肉の燻し焼きのことです。このビュルヤン・ケバブの本家はビトリスで、スィールトやタトワンにも、早くから伝わった料理です。地面に掘った穴の中で、肉を燻しながら焼いていきます。羊肉のチャーシューのような食感です。
おわりに
イスタンブールのヴァレンス水道橋のたもとの、イトファイエ(消防署)通りには、ビトリスや、スィールトから来たビュルヤン・ケバブのお店や、ディヤルバクルのサチタワ専門店などが並び、リトル・クルディスタンとの別名もあります。
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