2018/05/05
赤い石州瓦にハナショウブが彩りを添える堀割、そして白壁。島根県の津和野は江戸時代に、津和野藩の城下町として栄えた町です。郷愁に満ちた、山陰の小京都を散策してみましょう!(towano in shimane japan)
目次
津和野ウォーキングガイド
700年以上の歴史をもつ城下町の津和野は、白壁の家々と鯉の泳ぐ掘割の町並みが情緒たっぷりです。そんな津和野の名所を、地元のガイドクラブがご案内してくださる、ウォーキングツアーも行っています。
連絡先 : 津和野町観光協会 0856-72-1771
安野光雅美術館
絵本のノーベル賞といわれる国際アンデルセン賞をはじめ、多くの国際的な賞を受けて、風景画・装丁・エッセイなど、幅広い分野で活躍中の安野光雅氏の美術館です。
安野氏の作品を中心に展示している、全国で唯一の美術館で、館内にはプラネタリウムの設置されています。
日原天文台
日原天文台には、75cm反射望遠鏡が設置されています。平成20年度の夏季全国星空継続観察(日本環境協会主催)では、日原天文台付近が本州で一番星がみえやすい夜空に選ばれています。
太鼓谷稲成神社
(たいこだにいなりじんじゃ)
太鼓谷稲成神社は、日本五大稲荷のひとつです。また日本では唯一「稲成」と表記されていて、願望成就の願いが込められています。また山道に連なる、朱の鳥居が壮麗です。
森鷗外旧宅・森鷗外記念館
(もりおうがいきゅうたく)
幼少期を津和野で過ごした明治の文豪森鷗外の旧宅と、それに隣接した記念館では、遺品や直筆原稿などをみることができます。
西周旧居
(にしあまねきゅうきょ)
「哲学」「感覚」などの言葉を生み出した明治の啓蒙思想家・西周は、文明開化の推進に多大な功績を残しました。
乙女峠マリア聖堂
乙女峠マリア聖堂は、キリシタン殉教者たちを追悼するために建立され、毎年5月3日の「乙女峠まつり」の日のは、荘厳な野外ミサが行われます。
津和野カトリック教会
津和野カトリック教会は、ゴシック様式によって建てられた畳敷きの教会で、鮮やかなステンドグラスが印象的な教会です。
覚皇山永明時
(かくおうざんようめいじ)
覚皇山永明時は、歴代城主の菩提寺でもある禅宗の古刹です。「森林太郎」と彫られた、森鷗外のお墓もあります。
津和野城跡
津和野城跡は別名「三本松城」とも呼ばれていて、城跡から津和野の町を一望することができます。本丸・出丸への登城は、城跡観光リフトをご利用ください。
旧堀氏庭園
旧堀氏庭園は、江戸時代に笹ヶ谷銅山の年寄役を務めた、名家・堀氏の名園になります。四季折々の風景が美しくて、特に紅葉の名所として知られています。
鷲原八幡宮・流鏑馬の馬場
(わしばらはちまんぐう・やぶさめ)
八幡宮・流鏑馬の馬場は日本で唯一原型を残していて、毎年4月に行われる流鏑馬神事では、多くの見物客で賑わいます。
道の駅津和野温泉なごみの里
道の駅津和野温泉なごみの里は、天然ラドン温泉などさまざまな温浴が楽しめる「道の駅」です。また地元の食材を使った、レストランなどの施設も充実しています。
津和野の味覚とお土産
地酒
美味しいお酒造りに欠かせない、清らかな水と寒さが厳しい気候。この条件に当てはまる津和野では、薫り高い地酒が醸造されています。
ワサビ
日原地区の特産として有名なワサビ。辛味の中に、独特の甘味を感じられるのが特徴です。葉などを用いた「ワサビの醤油漬け」も、高い人気を誇る一品です。
芋煮
津和野の笹山で採れるコシの強い里芋を、炙った小ダイを用いて丁寧にとった出汁で煮る、津和野の代表的な郷土料理です。
源氏巻
薄くきつね色に焼き上げた生地に、上質のこし餡を巻いて平らに焼いた和菓子で、津和野に伝わる歴史ある銘菓です。
おわりに
そのほかにも鷺舞(さぎまい)が行われていて、これは津和野の弥栄神社に伝わる古典芸能神事で、城下町に響く鐘の音と、優雅な白鷺の舞が見る人を魅了します。鷺舞は、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
合わせて、津和野のおすすめ観光スポットに興味のある方は、こちらの⤵⤵
津和野伝統的建物群保存地区!殿町通り水路の鯉とカトリック教会の歴史
太鼓谷稲成神社や津和野城跡!日本遺産の城下町殿町通りを散策
津和野の源氏巻や芋煮を味わう!日原天文台で本州一番の星空観賞も!
SL「やまぐち」号で行く津和野の旅に興味のある方は、こちらの⤵⤵
全席指定席SLやまぐち号の長門峡撮影スポットと人気の観光地
運転シュミレーター体験も!SLやまぐち号で津和野を訪れよう
その他の観光スポットに興味のある方は、こちらの⤵⤵
縁結びの聖地出雲大社や松江城!たたら侍舞台の山陰周遊観光
も参考にしてみて下さいね!