2018/05/05
バリの東沖に浮かぶレンボガン島とぺニタ島は、素朴な漁村が点在するナチュラルアイランドです。今回はそんな島々をご紹介します!(Nusa Lembongan & Nusa Penida in Bali Indonesia)
目次
レンボガン島
神の住むレンボガン島
レンボガン島に訪れると、浜辺で天草の採取をする光景や、無邪気に遊ぶ子供たちの姿をよく見かけます。まるで「数十年前のバリ」といった風情を、眺めることが出来ます。
このレンボガン島の周辺にはダイビングやサーフポイントが多く、のんびりと滞在して、アクティビティを満喫する旅行者に人気が高い島です。
クリアブルーの海と白い砂浜に囲まれた島では、時間を忘れてゆっくりと過ごすことが出来ます。また古来よりバリの人は山の頂には神が住み、海には魔物が住むと信じていました。そして海に浮かぶ島は、魔物の住みかとして恐れられています。
サーフスポットのレンボガン島
レンボガン島は3時間もあれば島を1周歩いて回れるほどの小さな島になります。島のほぼ中央部にあるジュングッバトゥ村(Jungutbatu)もあって、サーファーの間ではとても評判の良い島です。
沖合には鉄くずと化した難破船の残骸があって、その周辺がサーフポイントとして知られています。ジュングッバトゥ村とその北部には格安バンガローも多く点在していて、サーファーの他に長期滞在するバックパッカーの姿も見かけられます。
島の西部にあるマッシュルーム・ベイ(Mashroom Bay)には、美しい砂浜のビーチがひろがっていてヌサ・レンボガン・リゾートや、ワカ・ヌサといった快適リゾートも立ち並んでいます。
バリ島からのデイクルーズが、ランチやアクティビティのために立ち寄るビーチクラブも、この湾周辺に集中しています。潮の流れがそれほどきつくないので、スノーケリングやバナナボートなどの各マリンスポーツを楽しむのに最適です。
ぺニタ島
バリの最高神が住むぺニタ島
ぺニタ島はバドゥン海峡を挟み、バリ最高峰のアグン山と対峙しています。そのアグン山にはバリの最高神が住んでいて、そのため対峙するぺニタ島には、最も恐ろしい魔物が住んでいるとバリの人々は考えました。
その魔物がバロン・ランドゥンのモデルとなった、ジェロ・グデ・ムチャリンとジェロ・ルーです。ぺニタ島北部には、そのジェロ・グデ・ムチャリンを祀った寺院もあります。
クルンクン王朝時代には、魔物が住むぺニタ島は流刑地として使われました。今は流刑者の子孫や植民者など約5万人が住んでいて、天草の収穫が盛んな島になります。素朴な自然とユニークな歴史を持つ島々は、デイクルーズの目的地としても人気を集めています。
旅行者のいないぺニタ島
ぺニタ島は約200㎢と非常に大きく、しかも起伏に富んでいます。ビーチは少なく、海岸線はほとんど切り立った崖になっているので、マリンアクティビティにはあまり向いた島とは言えません。
島の中心はパダンバイからの船が着くサンパラン(Sampalan)と、レンボガン島との間にジュクンが出ているトヤパク(Toyapakeh)です。
特にトヤパクは毎日マーケットが開かれる町で、街はずれには静かなビーチもあります。海岸沿いにふたつの町を結ぶメインロードがあって、唯一このルートだけがベモがよく走っています。他の村にも不定期にベモは出ていますが、利用するのはあまり現実的ではありません。
島最大の見どころは、トヤパクからサンパランへ向かい約4kmのペッ村(Ped)にある、ダラム・プナタラン・ペッ寺院(Pura Dalem Penataran Ped)です。ここはジェロ・グデ・ムチャリンを祀る寺院で、オダランの日にはわざわざバリから大勢の参拝者が訪れるほどです。
バリ島の写真集
おわりに
またぺニタ島のサンパランの6km南にある、カランサリ村(Karangsari)の手前にはギリ・プトゥリ洞窟寺院(Pura Goa Giri Putri)があります。ここはこうもりの住む洞窟として知られていて、その長さは実に200mにも達するのだとか。
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