2018/05/05
スペイン旅行に欠かせないのが、バルセロナににあるサグラダファミリアではないでしょうか?今まだ建設中のこのサグラダファミリアは、巨大で複雑なために全体像を捉えることが難しいように思えます。「石の聖書」として作ったと言われるサグラダファミリアを、ひも解いていきましょう!(Sagrada Familia in spain)
目次
初代建築家から引き継いだガウディ
1882年に、大聖堂の初代建築家フランシスコ・デ・パウラ・デル・ピリヤールの設計による、このプロジェクトの礎石が置かれました。その1年半後にアントニ・ガウディがこの建築を受け継ぎ、大聖堂をより優れて革新的なものに発展させるために取り組みました。
その後43年に渡って建築に打ち込まれました。この大聖堂は今もガウディが準備した模型に従って、建築が続けられています。
大聖堂の周囲の全ての外陣の扉が出来上がると、この大聖堂には8000人を収容する4500㎡の広さを持つ礼拝堂になります。
大聖堂の建築はもう計画の半分を超えていて、福音書家の4本の塔、聖母マリアの塔、一番高く中央にそびえるイエスの姿象徴するイエス・キリストの塔、そして光栄のファザードの4本の鐘楼などの建築が進められています。
バルセロナのエンブレムで、そしてカタルーニャの芸術と精神的シンボルでもある聖家族教会は、信者、友人、そして世界各国からの観光客の支援によって建築が進められているのです。
サグラダファミリアのお勧めの見学工程
生誕のファザード
イエス誕生の出来事を全部の被造物が祝福している様子を表していて、ナザレの聖家族に関する物語が描かれています。アントニ・ガウディはこの大聖堂の壮大な全容を明示するために、初めにこのファザードを完成させようとしました。
礼拝堂
教会は祈りそして静粛と瞑想のための空間です。教会内の規則を守って、訪れましょう。
内陣
「広がりのある親しさは森の中のものであり、聖家族協会の内部はそのようになるであろう」と言うアントニ・ガウディの言葉がこの独特な空間を物語っていて、45mの高さの中央身廊天井から注がれる光がタイルの列を彩って、緑や黄金に輝く三角天井が輝いています。
栄光のファザートと主の祈りの門
これから建てられる栄光のファザードは聖家族教会の最重要部でもあります。そこには人類の始まりと終わりが示されていて、イエスが教える全人的な道、そして栄光へと導かれます。
中央の青銅の扉は5mの高さがあって、そこには主祈文がカタルーニャ語で刻印されています。そして「我らの日用の糧を今日我らに与え給え」と言う祈りが、50ヵ国語で刻まれています。
受難のファザード
イエスの受難と死、そして復活を表しています。彫刻と扉は彫刻家ジョセップ・マリア・スビラックスが、1986年から手掛けているものです。
サグラダファミリアの基本情報
営業時間
10月から3月までは、9:00から18:00までです。そして4月から9月までは、9:00から20:00までです。さらには閉館時間の15分前には入場券の販売をは終了となります。
ガイド付きツアー
日本語でのガイド付きツアーは、事前の予約が必要です。またウェブサイトから、前売り券を購入することも出来ます。
各棟へのアクセス
入場者の各棟へのアクセスは、安全のためエレベーターのみになっています。けれども悪天候や保守作業、期間限定のイベントなどによっては閉鎖されたり、バシリカでの訪問可能な空間を制限されることもあります。
サグラダファミリアの写真集
おわりに
着工からすでに、130年以上もの年月が過ぎているサグラダファミリアですが、実はこの間に幾度も建設が中断されたり、下火になったりとそのペースは一定ではないのだとか。
最新技術の導入と、年間300万人がもたらす入場料という莫大な資金の注入によっての、スピードアップも期待されています。144年にわたる工期を経てついに2026年には完成すると、9代目の主任建築家が発表しています。
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