2018/05/05
自然が豊かなニュージーランドでは、3つある世界遺産のうちの2つが自然遺産に、そしてもうひとつは自然と文化の複合遺産になります。
そして南島と北島を合わせて、14もの国立公園がニュージーランド国内に点在しています。今回はこれらの世界遺産と、14あるうちの北島に位置する、4つの国立公園についてご紹介します!(world heritage & national park in new zealand)
目次
世界遺産のトンガリロ国立公園
(Tongariro National Park)
トンガリロ国立公園は、1990年にさらには1993年に拡張されて、自然と文化の複合遺産に登録されました。マオリの聖地であって、入植者による乱開発を懸念したマオリの首長によって、土地が国に寄与された歴史をもちます。
1894年には国内で初の国立公園に制定されました。環太平洋火山帯の最南端に位置しています。
1990年には世界遺産に登録されて、その後の1993年にはマオリ族の聖地として文化遺産にも登録されて、複合遺産となりました。
テ・ワヒポウナム
(Te Wahipounamu-Sauth West New Zealand)
テ・ワヒポウナムは、1990年に自然遺産に登録されました。このテ・ワヒポウナムとは、マオリ語でヒスイの産地を意味しています。4つの国立公園を包括していて、その総面積は2万6000㎢にも及ぶ、広大な世界遺産になります。
4つの国立公園とはウエストランド/タイ・ポウティニ国立公園、ニュージーランド最高峰を抱えるアオラキ/マウント・クック国立公園、マウント・アスパイアリング国立公園、ミルフォードサウンドが最大の見どころのフィヨルドランド国立公園になります。
ニュージーランドの亜南極諸島
(New Zealand Sub-Antarctic Islands)
ニュージーランドの亜南極諸島は、1998年に自然遺産に登録されました。南極に近いアンティボデス諸島、オークランド諸島、キャンベル島、スネアーズ諸島、バウンティ諸島の南緯50度付近に位置する島から成る、自然遺産になります。
どの島も野鳥の宝庫で、最も遠くに位置しているのはキャンベル島です。そしてそこでは厳しい自然環境の下で、多様な生物が生育していて、その生物たちの生態系保護のために、立ち入りは制限されています。
テ・ウレウェラ国立公園
(Te Urewera National Park)
テ・ウレウェラ国立公園は、北島最大の原生林が残存する国立公園で、国内で4番目の規模を誇っています。その公園内にあるワイカレモアナ湖の周辺は、トレッキングコースになっています。
トンガリロ国立公園
(Tongaririo National Park)
トンガリロ国立公園はニュージーランドで最初の国立公園で、そして世界遺産になります。世界遺産には3つの火山と、トンガリロ山も含まれています。世界遺産の絶景の中を縦走する、トンガリロ・アルパイン・クロッシングが人気を集めています。
ファンガヌイ国立公園
(Whanganui National Park)
ファンガヌイ国立公園内には、タスマン海へ注ぐファンガヌイ川の上・中流域に広がっていて、このファンガヌイ川を下るカヌーやカヤックを楽しむことができます。
エグモント国立公園
(Egmont National Park)
エグモント国立公園とは、標高2518mの高さを誇る火山と、三角錐の山容が美しいタラナキ山を含む国立公園のことです。タラナキ山は左右対称の山の形が美しく、また公園内では多様な植生を見ることができます。
おわりに
北島には4つの国立公園がありますが、南島にはさらに多くの10の国立公園が点在しています。ニュージーランドの最高峰を抱える、アオラキ/マウント・クック国立公園がをはじめ、美しい国立公園が南島を構成しています。
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