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ダニーデンからミドルマーチまでのタイエリ渓谷鉄道の旅

time 2017/08/29

ダニーデンからミドルマーチまでのタイエリ渓谷鉄道の旅

ダニーデンからミドルマーチまでの、タイエリ渓谷鉄道の旅をご紹介します!1990年4月に、当時のダニーデン市長がタイエリ渓谷鉄道の募金活動を募り、同年の7月までに120万ドルが集められました。

その募金のおかげで運営を継続することが出来るようになりました。タイエリ渓谷鉄道は全長が64kmほどあり、ニュージーランドで最も長い「私有鉄道」となったわけです。

今回はこのタイエリ渓谷鉄道の線路沿いの見どころを、ダニーデン駅を出発してヒンドンを経由し、最終地点のミドルマーチまで、順番にご紹介していきます!(Taieri Gorge Railway in New Zealand )



目次

ダニーデン鉄道駅

 

タイエリ渓谷鉄道の旅は、市中心部近くに位置する重厚な建物の、ダニーデン駅から始まります。美しい駅舎はエドワード朝時代の代表的な建造物で、ロイヤル・ドルトン製のモザイクスタイルを敷き詰めた床や、手の込んだステンドグラスの窓が目に留まります。

駅構内の事務所や列車の中でも、お土産にもなるブックレットの販売もあります。



ダニーデンの街

 

ダニーデンは1865年に制定されたニュージーランドの最初の都市です。この他にもダニーデンには、いくつもの「国内初」のものがあります。

大学や植物園、日刊紙や協同組合の乳製品工場、高層ビルのこれらはすべてダニーデンで初めて造られました。南半球で最初の女子高も、ダニーデンで開校されています。

またダニーデンには、1番とつくものが多く存在します。例えば1番高い木、そしてニュージーランドで1番古い農家の建物と貯蔵所、さらには世界で1番急な坂までもあります。また世界で唯一、離島ではなく本土に営巣するアホウドリも有名です。

マオリ語ではオテポティと言い、「それ以上行くことが出来ない場所」という意味になります。マオリの神話によれば、ワカ(カヌー)がそこより先に進めず、海辺に置かれていた、と伝えられています。

 

カリスブルック

南へ向けて進むと、ダニーデン郊外を抜けてカリスブルックを通り過ぎます。ここはラグビーやクリケットの国際試合で、数々の名勝負が行われたところです。オタゴのラグビーチーム・ハイランダーズの本拠地でもありました。

 

アボッツフォード

アボッツフォードの郊外では、1979年に大きな地すべりがありました。7ヘクタールもの土地に被害があり、69軒の家が破壊されてしまいました。大きな被害ではありましたが、幸いにも人的被害はありませんでした。

 

ウィンガトゥイ

 

ウィンガトゥイの名前の由来には、隠された物語があります。1848年初期の入植者が誤ってトゥイという鳥を撃ち、怪我を負わせてしまいます。英語のWingatuiは、「wing-a-tui(トゥイの翼を傷つける)」になります。彼は傷ついた鳥を新居へ持ち帰り、妻が世話をしました。

ウィンガトゥイ・ジャンクションから、オタゴ・セントラル鉄道は、タイエリ平野を北西へ向かって横切って行きます。本線を離れると右側に、ウィンガトゥイ競馬場が見えてきます。

左側3kmを超えたところにはタイエリ飛行場もあります。そしてセイルズベリーへと上がって行くにつれ、タイエリ平野のパノラマの景色が広がってきます。

 

セイルズベリー

セイルズベリーは海抜150mに位置していて、トンネル(海抜437m)はタイエリ渓谷鉄道で最長のトンネルになります。そのトンネルの入り口近くには、天然の泉があります。線路は、ロッキークリークの上47mの高さにあります。鍛鉄製の構造物としては、南半球最大の大鉄橋の1つです。

 

パレラ

パレラは海抜54mに位置していて、ここはかつては線路が交差する駅でした。この僻地に建立つ駅舎は、現在は別荘として使われています。タイエリ川沿いに、線路はここから26km続いて行きます。パレラはマオリ語で「灰色のカモ」という意味になります。

 

マウント・アラン

マウント・アランは海抜60mに位置していて、道路がなかった1970年までここは牧草地となっていました。1980年の洪水で邸宅が破壊されてしまってからは、タスマン・フォレストリー社が土地を買い取り松を植えました。

 

リトル・マウント・アラン

リトル・マウント・アランは海抜64mに位置していて、蒸気機関車が給水のために停車したところです。

 

クリスマス・クリーク

クリスマス・クリークは海抜が67mに位置していて、ここにもカーブする高架橋があります。ここにある駅は2つの大きな牧草地、ラム・ヒルと、シルバー・ピークスで利用されていました。クリークで金が発見されたのは、1863年のクリスマスの日です。

 

ヒンドン

ヒンドンは海抜71mに位置していて、ここは今でも交差駅として使われています。1949年家事で焼け落ちる前まで軽食を提供する部屋がありました。オタゴ・セントラル鉄道の最初の区間は1889年10月に開通して、その10年後にウィンガトゥイで工事が始まりました。

 

ディープ・ストリーム

ディープ・ストリームは海抜95mに位置していて、ここから線路は徐々に上りとなって川の上を走って行きます。プケランギ近くでようやく渓谷が姿を現してきます。

 

フラット・ストリーム

 

フラット・ストリームは海抜191mに位置していて、小さな停車駅の上にある坂道には、いくつもの石造りの煙突が見えます。野生グーズベリーが生えている場所は、工事に従事した人々がキャンプしていた場所です。

前方にはノッチズと呼ばれるギザギザした地形があって、4つの深い渓谷を超えていきます。

 

ザ・リーフス

ザ・リーフスは海抜248mに位置していて、南2kmのベアウッド金鉱へ向かう乗客のために、1906年ここに駅舎がオープンしました。

 

プケランギ

プケランギは海抜250mに位置していて、マオリ語で「天国の丘」と言う意味になります。ダニーデンとプケラギ間の最終地点にもなっていて、機関車はここで方向を変えて折り返し運転を行います。

 

サットン

 

道路橋を渡ってサットン・クリークを超えて、サットンを通り過ぎて行きます。サットンの駅舎は最改修されて、第一次世界大戦へ出兵する兵士のものも含む、地元を象徴する「落書き」が姿を現しました。ただ残念ながら、彼らは戻ってくることはありませんでした。

サットン近くには内部に位置するものでは、ニュージーランドで唯一の塩湖があります。

 

ミドルマーチ

最終地点のミドルマーチで、1時間ほどの休息を取ってから戻って行きます。ミドルマーチはロック&ピラー山脈まで、西に広がるストラス・タイエリ平野にある静かな田舎町です。



おわりに

ミドルマーチは、オタゴ・セントラル・レイク・トレイルの東側の入り口に当たります。これはミドルマーチとクライドの間に敷かれていた、150kmの線路跡をサイクリング様に修復したルートです。毎年サイクリングやウォーキングを楽しむために、たくさんの旅行者が訪れています。

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