2018/05/05
京都市東山区にある清水寺(きよみずでら)は、西国三十三所観音霊場の第16番札所でもあります。「清水の舞台」でもしられている寺院で、世界文化遺産にも指定を受けています。今回は、この清水寺についてご紹介します!(Kiyomizodera Temple in Kyoto)
目次
清水寺へのアクセス
バス停から山門まで続く上り坂
JR京都駅から市バスを利用して、最寄りのバス停は清水寺か、もしくは五条坂から歩いて約15分です。清水寺の山門までは、上り坂が続きます。
また対面車線の狭い道路にも関わらず、駐車場までは非常に交通量も多く大型バスもすれ違う場所ですので、歩行には充分に気を付けてくださいね。
また駐車場から先の参道も歩行者でぎっしりにも関わらず、車両の往来もありますので合わせて車両に気を付けましょう。また清水寺は修学旅行生もたいへん多く訪れるために、参道は朝から本当に激込です。必ず左側通行で、すれ違いにも気を付けましょう。
車椅子でも見学出来る
車椅子をご利用の方は山門付近には階段も多いので、バリアフリー通路を通って行きましょう。山門を正面にして、その山門の手前の階段の左側の道路の上に、矢印が描かれています。
この矢印に沿っていくと、階段を利用せずに車いすでも料金所の付近まで登っていけます。途中に御手洗いもあって、便利です。
料金所で受付を澄ましたらそこで指示がありますが、団体入口から抜けて行きます。そうすると車いすでも、清水の舞台まで行くことが出来ました。そこから先は階段になりますので、車いすでの見学はそこまででした。後はUターンをして、駐車場へ戻りました。
清水寺の歴史
清水寺は京都市東山の音羽山中腹に建てられた、歴史のある寺院です。創建は古く、奈良の末期である宝亀9年(778年)に僧延鎮が開山しており、その後の延暦17年(798年)に、坂上田村麻呂が仏殿を建立したと伝えられています。
今の建物の多くは、寛永8年(1631年)から寛永10年(1633年)に、徳川家光の寄進により再建されたものになります。
清水寺は初めは「北観音寺」と呼ばれていたのですが、境内に湧き出る清水が延命水として申請化されて、その後一般の人にも清めの水として「清水」が知られていきました。そのために名称を、「清水寺」と改められたというわけです
。このように清水寺の名前の由来にもなった清水が、今では「音羽の滝」(おとはのたき)の名水として親しまれています。
清水寺は今までに何度も火災のために焼失しています。今の本堂は寛永10年に再建されたものです。「清水の舞台」は「懸造(かけづくり)」といわれていて、長谷寺や石山寺の本堂と同様の構造になっています。
清水寺の見どころ
清水寺は平安時代以降、清水の観音としてたくさんの人が参拝に訪れてきました。山門を登ると、東山の音羽山をバックに仁王門、そして西門や三重塔が見えてきます。
これらは鐘楼(とうろう)も含めて、全て重要文化財に指定されています。また合わせて1994年に、ユネスコ(UNESCO)世界遺産に登録もされています。
また特に、紅葉の時期が大変素晴らしい懸崖造りの国宝である本堂からは、京都の市街地を見下ろすことが出来ます。「清水寺の舞台」として知られている舞台造の本堂は、釘を一切使用しておらず縦横に組まれた柱が大変見事です。この本堂は崖下からの高さは18mもあって、京都市内が一望できます。
また本堂にはご本尊の千手観音(せんじゅかんのん)、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)、毘沙門天(びしゃもんてん)を安置している厨子も置かれています。このご本尊の千手観音立像は33年に1度だけご開扉されています。
また重要文化財である15の堂塔も立ち並んでいます。その舞台の下の方には、清水寺の名前の由来にもなった音羽の滝や安産祈願の子安の塔もあります。
営業時間 6:00~18:00 / 夏季~18:30
料金 大人 400円 / 小中学生 200円
お問い合わせ先 : 075-551-1234
住所 : 京都府京都市東山区清水1丁目294
京都清水寺の写真集
おわりに
清水の舞台は舞楽などを奉納する舞台としても使われていて、両脇の翼廊は楽舎としても使われています。そして本堂から坂道と階段を下って行くと、音羽の滝まで行くことができます。
「延命水」や「黄金水」と呼ばれていて、今でも水量は豊富で修行僧の滝行を行ったり、お茶の汲み湯にも使われています。
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