2018/05/05
フィンランドの首都ヘルシンキは約60万の市民の住む、モダンで都会的な国際観光都市です。1812年に、自治大公国の首都になっています。海辺の街ヘルシンキは、フィンランドデザインのショーウインドー、そして刻々と変わるフィンランド食文化の中心地でもあります。
市内の各所の個性ある街角や、時代の移り変わりを物語る建築、博物館や文化イベント、ショッピングやナイトライフ、そしてその他にも年間3000ものイベントが、ヘルシンキを訪れる人々に様々な想い出を残してくれます。今回はこのヘルシンキの魅力についてご紹介致します。(Helsinki in Finland)
目次
元老院広場
( Senaatintori)
元老院広場とその周囲の建物の数々は、新古典派様式の建築の例としてユニークで、そして景観的に溶け合っていると言えるでしょう。元老院広場は、カール・ルドゥヴィック・エンゲル(1822~1852)によって設計されたヘルシンキ大聖堂、政府宮殿やヘルシンキ大学本館、国立図書館の4つの建物に囲まれています。
メーデーにはヘルシンキ大聖堂の階段も、そして元老院広場も白い学生帽をかぶった人々であふれ、12月の独立記念日にはトーチをかざした行列が到着し、広場を囲む建物の窓にはキャンドルが灯されます。
ヘルシンキ大聖堂
(Tuomiokirkko)
ヘルシンキ大聖堂では、礼拝や音楽の時間が平日12時から、夕べの礼拝が土曜18時から、ミサは日曜の午前10時から催されます。地下聖堂キュルプタ(Krypta, Kirkkokatu )では、展覧会やコンサートなどの様々なイベントが催されます。
夏には、地下聖堂でカフェが営業します。(月~土曜日11:00~17:00 / 日曜日13:00~17:00) また大聖堂の鐘楼にはお土産などを置くショップもあります。(月~金曜日10:00~17:00 / 土曜日9:00~17:00 / 日曜日12:00~18:00 / 8月31日まで)
ヘルシンキ大聖堂の階段は、ヘルシンキの雰囲気を感じるのに最良の場所になります。背後には白く輝く大聖堂、眼前には街のナンバーワンシーンとも言える元老院広場が広がっています。
この階段に腰を下ろして、季節ごとに移り変わる広場を眺めることは、きっと贅沢なひとときとなることでしょう。
住所 : Unioninkatu 29
開館時間 : 毎日9:00~18:00 (6月~8月は9:00~24:00)
宗教儀式中には入場出来ません。特に夏季の土曜日には結婚式が行われることが多いので、ご注意下さい。
広場街区
(Torikorttelit)
元老院広場に隣接する広場街区では、個性的なデザインやハンディクラフトのショップを覗いたり、雰囲気のあるカフェでゆっくりするのも良いでしょう。広場街区の海側には、活気あるマーケット広場があります。
テントのカフェで出来立てのドーナッツを食べてもいいですし、旬のベリーや野菜を味見させてもらうのも楽しいでしょう。
そのマーケット広場から続く公園通りのエスプラナーディは、ヘルシンキの心とも言えます。エスプラナーディからは、ヘルシンキの名所を回る観光バスも出ています。海の観光クルーズは、マーケット広場から出ています。
マーケット広場と元老院広場の間にあるこの広場街区の歴史は、1700年代にさかのぼります。広場街区の建物は後に元老院広場と調和するように、C.L.エンゲルによって改められています。1900年代の初期までこの地区は、ヘルシンキの商業や社交の中心でした。
今ではこの地区にはデザインショップやレストラン、カフェなどがあって、多くのイベントも催され、活発な都市文化に溢れています。
ヘルシンキの観光名所とトラムツアー
ヘルシンキの観光の名所のほとんどが、ゆったりとした時間を過ごすのに適している場所になります。例えばセウラサーリ野外博物館では、歩きながらリスに餌をあげたり、フィンランドの古い建築物に親しむことが出来ます。
最近リノベーションされていっそう輝きを増した「冬の庭園」は、お天気の悪い日でも素敵な時間を過ごすことが出来ます。
夏から秋にかけては、カイサニエミとクンプラの植物学庭園でも、気持ちの良い散歩をしていただけるでしょう。ヘルシンキを一望してみたい方や、スポーツに興味のある方にぜひおすすめしたいのは、オリンピックスタジアムのタワーです。このタワーと、オリンピックスタジアムの機能主義式建築も見どころです。
そしてヘルシンキの名所を回るのなら、トラム(路面電車)がおすすめです。例えば2番線や6番線が良いでしょう。2番はエイラの高級住宅街から中心部を通り、トーロ地区へ向かいます
。6番はアラビアのデザイン地区を出発し、ボヘミアン的な雰囲気を醸し出しているカッリオ(kallio)や中心街を通って、ヒエタラハティ(Hietarahhti)まで行きます。
おわりに
その他にもおすすめなのがテンペリアウキオ教会ですが、この協会はいつでも魅力的ですが、クリスマスのころはさらに神秘的に見えます。この時期は人々が教会に集ってクリスマスの歌を歌います。ヘルシンキ市内のどこの教会もそうであるように、テンペリアウキオ教会もそんな人々で溢れます。
合わせて
ヘルシンキのテンペリアウキオ教会やオリンピックスタジアムを巡る
ヘルシンキのウスペンスキ寺院やマーケット広場を巡る
元老院広場や広場街区をトラムで巡るフィンランドヘルシンキ
フィンランドの気候やチップは?英語通じる?免税手続きはどうするの?
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