2018/05/05
バルト三国はロシア・東欧・北欧に隣接していて、20世紀に独立を果たした、3つの国のことです。このバルト三国の歴史や世界遺産に登録された街並み、そしてバルト海や広大な森林など魅力あふれるこのバルト諸国について、各構成国の特徴や、周遊のモデルプランについてご紹介致します!(model plan of Baltic States in Europe)
目次
バルト三国を構成する諸国
バルト三国はバルト海の東側に位置していて、北からエストニア・ラトビア・リトアニアの順に位置しています。世界遺産に登録された、それぞれの国の首都の旧市街以外にも様々な見どころがあります。
中世の面影を残す北の国・エストニア
(Estonia)
雄大な自然の中に、中世の古い町並みや古城、貴族の邸宅などが点在しているエストニア。氷河期の爪跡が残る海岸から、隕石のクレーター、オシャレな夏のリゾート、そして緑豊かな学園都市まで見どころ満載です。
正式名所はエストニア共和国で首都はタリンになり、公用語はエストニア語です。人口は約134万人で、面積は約45,228㎢になります。
中欧の薫りが漂う端正な街並み・ラトビア
(Latvia)
ドイツ騎士団の影響が色濃く残るラトビア。「バルトの貴婦人」と讃えられる首都のリガ、ガウヤ国立公園内の緑濃い渓谷や、風情ある古城、そしてルンダーレ宮殿に至るまで、長く複雑な歴史にまつわる名所が多く残っています。
正式名所はラトビア共和国で、首都はリガになり、公用語はラトビア語です。人口は約2,249,000人で、面積は約64,589㎢になります。
カトリックと異文化の十字路・リトアニア
(Lithuania)
かつて欧州有数の大国だったリトアニアには、東西欧州や、アジアなど異文化が融合した世界が広がっています。古都ヴィリニュス、湖に浮かぶ中世の古城、無数の十字架が立つ丘、砂州上の大砂丘など、多彩な観光スポットが揃っています。
正式名所はリトアニア共和国で、首都はヴィリニュスになり、公用語はリトアニア語です。人口は約3,239,ooo人で、面積は約65,303㎢になります。
バルト三国の旅行基本情報
通貨とレート
現在ではバルト三国のどの国でもユーロを利用出来るようになりました。1ユーロ=約130円になります。以前の様にエストニアのエストニアクローンや、ラトビアのラッツ、リトアニアのリタスへと両替をする必要が無くなったので、旅行が大変便利になりました。
日本との時差
バルト三国の時間は共通で日本時間から7時間を引いたものになります。ただし毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日まで、サマータイム機関のため6時間の時差になります。
必要な滞在日数
3ヵ国を周遊するには往復するのに必要な3日間を含めて、8日間以上が基本になります。短期間で3国を回るには、3つの首都と地方の見どころを一筆書きのように繋ぐのが、基本のルートになります。それでも各首都と近郊のみどころに1日ずつ、移動中の見どころに半日程度を割くと、やはり少なくとも8日間は必になります。
バルト三国の8日間滞在モデルプラン
1日目 午前に日本発→乗り継ぎ→夕方着→タリン泊
2日目 タリン旧市街、および近郊観光→タリン連泊
3日目 タリン発→スィグルダ観光→リガ泊
4日目 リガ旧市街および、近郊観光→リガ連泊
5日目 リガ発→ルンダーレ宮殿観光→カウナス観光→ヴィリニュス泊
6日目 ヴィリニュス旧市街観光→トラカイ城観光→ヴィリニュス連泊
7日目 ヴィリニュス発→乗り継ぎ→機内泊
8日目 午前に帰国
日本からのアクセス方法
空路を利用してフィンランドのヘルシンキ、または欧州各都市経由になります。バルト三国にはヘルシンキ経由の航空便で、タリンか、またはヴィリニュスに入るのが一般的になります。またヨーロッパ各国からの経由便を利用することも可能です。到着した国からは、車やバスなどを利用して、陸路で他の国へ移動する形になります。
バルト三国の写真集
おわりに
ちなみに英語は大都市では通じますが、年配の方にはロシア語や、ドイツ語の方が通じやすいです。大都市のホテルやレストラン、また若者には英語が通じやすいということです。
旧ソ連時代を経験した年配の人にはロシア語や、地理的に近いドイツ語が通じやすいというわけなんですね。地方にある地元向けの店では、英語が通じないこともじばじばです。
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