2018/05/05
台湾は東シナ海の南方に浮かんでいる、九州ほどの大きさの島国になります。緑豊かなこの島は、古くから貿易の中継地として栄えてきました。周囲を海岸で囲まれている一方で、山がちな土地でもあります。
中央部を南北に走っている山脈には、標高3000m級の山が連なっているという、ダイナミックな地形をしています。この変化に富んだ地勢は、台湾の各地に独特の風景や風習、そして特産品を生み出してきました。
今回は台湾の各エリアごとに、おすすめの観光スポットをご紹介します!(sightseeing spots in Taiwan)
目次
台湾北部
台湾北部は台湾の首都である台北を擁しているために、人口が集中しています。台北は常に変化し続ける国際的な大都市で、レストランやショップ、たくさんの見どころもあるので、テーマを絞って観光をすると良いでしょう。
政治の中枢の総統府を見学したり、台北のすぐ南側には陽明山が聳えていて、台北市を一望できますし、またその周辺にはいくつもの温泉も湧いています。
冬季には雨や曇りの日が多くなって、そのうちの1~2月の厳寒期では、平均最低気温は13~14度前後にまで肌寒くなります。
台湾中西部
台湾の中西部は、1年を通して雨が少なくて過ごしやすい地域で、この地域の中心都市である台中は、台湾で1番住みやすい都市とも言われています。嘉義にある北回帰線標塔からは北は亜熱帯、南は熱帯に区分されています。
山側には風光明媚なダム湖の日月潭(にちげつたん)や、富士山よりも高い王山があって、その周辺は台湾茶の名産地として知られています。海岸部の鹿港は、清代からの貿易港として栄えていて、また古い町並みは今も残されています。
台湾東部
台湾東部は標高差が顕著で、断崖絶壁と海岸が織りなす、ダイナミックな風景がひろがります。港ではホウェールウォッチング(クジラ)を扱う会社もあります。
またこちらの東部ではぜひ、コバルトブルーの海と緑の山が織りなす、絶景を楽しんで欲しいです。サンゴ礁が隆起してできあがった太魯閣渓谷(たろこけいこく)は、世界遺産レベルの景勝地です。
アミ族をはじめとする、原住民族の人々が多く住んでいる地域でもあって、夏には各村々で豊作を祝って豊年祭が開かれています。7~9月は台風が多く通過するので、注意が必要です。また冬は、雨が多い気候になります。
台湾南西部
熱帯に位置する台湾南西部は、夏は厳しい暑さにになりますが、冬は温暖な気候で雨も少ないので、避寒地としてもおすすめです。
台湾が発祥の古都である台南と、台湾第2のビジネス都市の高雄を擁する地域のために、見どころもお多く点在しています。高雄港は、台湾きっての貿易港になります。
台湾の最南端にある墾丁 には美しい砂浜が広がっていて、ここはサーフィン客に人気が高い場所にもなります。
またパイナップルやマンゴー、ライチなどの南国フルーツの産地が多いために、旬の時期には採れたての果物を格安で入手することができます。ちなみにマンゴーは3~10月が旬な時期です。長い旬にはなりますが・・・
台湾離島
台湾の周辺には、本島から飛行機で1時間足らずで行ける、離島が点在しています。
中国大陸からは目と鼻の先に位置する、清代の面影を残す金門島や、新鮮な海産物が有名な澎湖島、海底温泉がある緑島、原住民族のヤミ族の文化と伝統が息づく蘭興島などなど、どの島も個性豊かです。
この離島ではダイビングや、シュノーケリングなどのマリンスポーツも盛んですし、ヤミ族のタタラ舟に乗ってみることもできます。時間を忘れてのんびりと過ごすのも良いでしょう。
おわりに
北部の台北では国際ドラゴンボートレースや、基隆では基隆中元際、また平渓では幻想的なランタンフェスティバルなども開催されていますよ!
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