2018/05/05
ギリシャにはたくさんのアクロポリスがありますが、その中でもアテネのアクロポリスが1番有名になります。1987年には文化遺産にも登録されました。またスニオン岬にあるポセイドン神殿や、ディオニソス劇場などをご紹介していきます!(sightseeing spots in Athena , Greece)
目次
アクロポリス
アクロポリスのアクロとは「高い丘、高い所」、ポリスとは「郡市国家」という意味があるため、「高い丘の上の都市」になります。古代に神殿が建てられた聖域、さらにはポリス(都市国家)防衛の要塞として二重の役割を果たしていました。
主要な遺跡は、紀元前5世紀頃に建てられています。古くから守護神アテネを祀る神聖な場所でした。その後紀元前6世紀に最初に神殿が建てられましたが、ペルシア戦争で破壊されてしまい、戦争終結後ペリクレスによって大掛かりな再建が行われております。
パルテノン神殿
パルテノン神殿とはアクロポリスの中心で、アテネの栄光を象徴する神殿になります。紀元前438年に、15年の歳月を掛けて完成しています。これはアテネの最盛期のことになります。
パルテノン神殿の大きさは横幅が31mに縦幅が70m、そして柱の高さが10m(柱の直径は下部で2m)、周囲の長さが160mの間に46本の柱が建てられています。ペルシアから自由と独立を勝ち取った記念として、守護神アテネを祀っています。
当時は全体が彫刻像や、レリーフ(浮彫)で飾られた一大芸術作品レリーフは、神話や古代歴史の場面をテーマにしていて、円柱と屋根の間の壁にはめられていました。
また破風(はふ)と呼ばれる屋根の下の三角部分には、大きな彫刻像があります。一部はアクロポリス博物館や、大英博物館にオリジナルが展示されており、現在少し残っているのはコピーになります。
パルテノン神殿の特徴としては柱はわずかに内側に傾いていて、おれは屋根の重さ支をえるための構造になります。また中間にはふくらみがあって、上に行くほど細かくなっていきます。
実は柱と柱の間等は、間隔にはなっていません。また柱の表面に彫られた20本の溝は、曲線美を出しています。また床にも特徴があって、中央部が両端よりも盛りあがっています。これは水はけを良くするためです。
アクロポリス博物館
アクロポリス博物館には、アテネの最盛期のパルテノン神殿が建てられた頃のものが多く展示されています。各神殿を飾っていたレリーフや、彫刻が見どころとなっています。
見学の際の注意点ですが、カメラやビデオ撮影は可能ですが、フラッシュは禁止です。また彫刻と同じポーズを取ることも、禁止されています。
ポセイドン神殿
高さ60mの断壁に堂々とそびえるポセイドン神殿は、夕陽で有名なスニオン岬に建っています。ポセイドン神殿は紀元前444年に、ここから数km離れた採石所で切り出された灰色の大理石を使っております。
34本の柱のうち15本が今も当時のままの高さで残っていて、その内の1本には、バイロンが1810年にここを訪れた時に残したイニシャルが刻まれています。ちなみにバイロンとはイギリスの詩人で、ギリシャの独立運動の時、にギリシャ側について人々を勇気づけてくれた人です。
このポセイドン神殿は、紀元前490年頃と推定されています。さらに古い時代の建物の後に建っています。現在の神殿は海神のポセイドンに捧げられていて、エーゲ海を見下ろすこの岬ほど、神殿にふさわしい場所を考えられないとして、スニオン岬に建てられました。
神殿はアテネのアゴラにあるへパイストス神殿と同じ、無名の建築家によって設計されたと言われています。
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おわりに
最後にディオニソス劇場についてですが、紀元前6世紀に建てられ、15.000=17,000人を収容することが出来ました。毎年この劇場を中心に、ディオニソス祭も行われていました。その他にもゼウス神殿などもありますが、またの機会にご紹介しますね!
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